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すいません

 投稿者:早谷@漫画喫茶  投稿日:2004年12月 6日(月)00時30分40秒
  ちょっとだけ。
>柳瀬さん

 すいません。下のリンクを読んだら、多分私の書いているのは「戦略的エポケー」の
ことだと気がつきました。この本は余裕ができたら、読んでみたいです。

 レス不要です。
 

(無題)

 投稿者:杉田  投稿日:2004年12月 3日(金)22時12分34秒
   コロンバイン高校の事件を題材としたガス・ヴァン・サントの『エレファント』をDVDで見、久々に衝撃を受けました・・・。  

グランドデザイン案を前に(2)

 投稿者:杉田  投稿日:2004年12月 2日(木)18時05分53秒
   ……正直、よくもここまで見事に当事者・関係者を無視し、騙したな、といっそ清々する。それが正直な気持だ。
 おそらく、今もほとんどの当事者・関係者は、グランドデザイン案に沿って障害者福祉が2〜5年以内に根こそぎ変わってゆく事実を知らないし、知らされていない。行政は当事者とその家族に最低限必要な情報を伝えていないし、メディアも部分的にしか伝えていない。
 どうみても、数年前から着々とグランドデザイン案が準備されていたのは、間違いない。
 おそらく、デザイン案の作成に関わった一部の人々に、情報はほぼ独占されていた。今も肝心な部分は独占されている。
 10月以降、矢継ぎ早に(小出しに)繰り出される厚生労働省の分厚い資料を読み込むのに精一杯で、しかも不透明に「見えなくされている」部分が多く、関係者や専門家が集まって資料集を読み込んでも、現実に福祉体制がどうなるのか、はっきりとは見えてこない。
 支援者はともかく、肝心の当事者やその家族がいちばん必要な情報から置いてかれている。
 
  ぼくも、基本的には「身体・知的障害の人の障害者ヘルパーの仕事に従事する立場」の人間として(この点はより公平な水準へ超えられねばならない)、厚生労働省の資料や、グランドデザイン案に関して各障害者団体が提出したステートメントなどを自分なりに読み込んだ。
 ぼくのおおざっばな印象を言えば、「タイタニックみたいだな」。

(1)理念的には素晴らしいものをたしかにもっているなあ
(2)でも、今後はお金(財源)の問題が益々ロコツにシビアになってくるだろうなあ
(3)「福祉内格差」(利用者間/支援者間)が今まで以上にはっきりしてくるだろう・・・(グランドデザイン案には、ネオリベラルな意図がくっきり透けてみえる――既得権+市場原理+自己責任論)

 ぼくは「福祉が聖域であるべき」とは基本的に考えない。
 でも、福祉分野が、国家の「再分配」(弱者の生存保障を肯定する)の最後の砦であったことも確かだ。
 それが、ネオリベラルの潮流と大海の中にじょじょに沈みゆこうとしている(具体的な資料分析は、次の便で列挙したい――)。
 もちろん、「ひどい」「何とかしてくれ」「もっとお金を」と泣きつき要望ばかり重ねても仕方ない。「財源がないからしょうがない」の一言ではね返される。現実に変えるべきことを変えるための努力を続ける必要がある。しかし、リアリズム的認識を貫けば、ほとんど現状の流れに棹(さお)さすのは不可能に見えてしまう。せいぜい、部分的な修正・改善ていどが限界に見える。いや、それすら本当はどこまで可能か。関係者間の勉強会も提案もネットワーク化も蟷螂(とうろう)の斧なのか。認識のペシミズムを貫いた先で希望や明るいヴィジョンをひらけるのか。

 (続きは近日中)
 

グランドデザイン案を前に(1)

 投稿者:杉田  投稿日:2004年12月 2日(木)18時04分52秒
 
 日本の障害者福祉(だけじゃないけど)は2〜5年で急速に土台から変る。
 『改革のグランドデザイン案』が十月一二日に唐突に出た。

 経緯をごく簡潔に述べる。
 平成15年に身体・知的障害者を対象に支援費制度が始まった。
 その後、支援費の財源不足が急速に問題化した。平成15年度が128億円、今年平成16年度は250億円前後と予測される。
 財源論との関わりで、介護保険と支援費制度の統合(吸収?)の問題が、長く論じられていた。
 しかし、支援費制度の総括・反省等も無いまま、唐突に、先の10月12日に「改革のグランドデザイン案」が示された(ように見えた)。
 十分な議論も説明も時間もないままだった(ように見えた)。
 その中で、支援費制度はなし崩しに介護保険に吸収されていく。

 グランドデザイン案は、次の三つを基本的方向とする。
 (理念的な素晴らしさの後ろに何が隠れているか、またこの理念的な素晴らしさをどう生かしていけばいいのか、等の点に関しては、あとで述べる。)

 (1)身体・知的・精神に関する各法律を統合する
 (2)介護保険と支援費制度を統合(吸収?)する
 (3)障害児支援の位置付けを問う

 また、考え方の三つの柱は、以下の通りだ(図案化されている)。

  1・障害者福祉施策の総合化     /タテ割・ヨコ割で不透明な現状を超える
  2・自立支援型システムへの転換   /保護型の支援(在宅か施設かの二者択一)を超える
  3・制度の持続可能性の確保     /場当たり的で土台も脆弱な現状の制度を超える

 今後の流れとしては、障害福祉サービス法案(仮称、身体・知的・精神障害に関する法律を一本化する)が次期通常国会へ提出。
 平成18年度から、グランドデザイン案で示された福祉システムを、段階的に実施する(概ね5年後をメドに完成)。事実上、18年度から施設や事業所を含め新体系でのサービス実施になるわけで、17年度はある種の「準備期間」的な段階になるのかも知れない。
 障害児に関しては、児童福祉法の改正を踏まえ、3年以内に結論を得るとされる。

 まず、今回のグランドデザイン案をポジティヴに評価する当事者団体や個人も一方にあることを述べておく。ぼくも批判的な点ばかりではないと考える。
 日本身体障害者団体連合会、全日本手をつなぐ育成会などは「サービスはよくなる」と述べ、留保を付しつつ、障害福祉サービス法+介護保険化を歓迎している(→育成会11月24日、日身連11月25日など)。介護保険化することで「介護を必要とする人」の枠も広がるし、財源も安定化する。また、支援費も無くなるわけではなく、ガイドヘルパー制などは存続する、と。

 しかし、全体として見てぼくの個人的な見解をいえば、とても悲観的だ(ぼく自身の明日も含む)。
 

(無題)

 投稿者:杉田  投稿日:2004年11月30日(火)22時21分59秒
   日本の障害者福祉(だけじゃないけど)が2〜5年で急速に土台から変る件(改革のグランドデザイン案が十月一二日に唐突に出た)に関し、
 川崎市中から様々な立場の人が集まり勉強会をしていて、
 今日の夜は僕が担当者だったり(厚労省の矢継ぎ早に繰り出される資料を読み込むのに精一杯、この所そんなことばかりしていました、やっぱり官僚は凄い!)、
 その辺のお話も是非皆さんにお伝えしたいのですが、
 時間無く、今日は報告の予告のみ。

 >斎藤さん、柳瀬さん、ありがとうございます

 

私も

 投稿者:yanase@office  投稿日:2004年11月25日(木)13時56分35秒
  出たら買います。あちこちで宣伝させてもらいます。
(早稲田文学の件は残念でしたね。でもいつか絶対認められるはずですから)

ところでー体調がお悪いところ申し訳ないですがー
「無事の記」11・24で阿部知重さん、星野智幸さん、村上春樹さん
について書いておられることと、7・5に高橋源一郎さんについて
書いておられることとは、関係するのでしょうか。
(高橋源一郎さんが「正義の味方超人マン」の続編ー彼の言う「政治小説」ーをいつ書くのか気になっているので)

「「ドストエフスキー的な「重さ」をいったん切断したヴォネガット的な「軽さ」をいったん通過し、かつ、その場所からもう一度ドストエフスキーに匹敵する「重さ」へと再び向き直っていく」と言い表されるような巨大な志をどこかにひめた小説家の一人」
(11.24の「無事の記」)
 「「二葉亭にとって「自由な散文」とは、目に見える世界との決別、それを否定するための武器でなければならなかった。なぜなら、文学は、目に見える世界を否定するために存在しているからであった」。そう、原点のクレヴァスを押し切って内的な言葉を口にするだけではまだ足りない、その言葉が、表現されることではじめて「世界」を根本的に変革してゆく、そんな言葉であるのでなければ。」(7・5の「無事の記」)

この視座と構想中のフリーター論が接合して<内破>したとき、杉田俊介は
「とてつもない存在」になるのではと期待しております。

なお、「この作品の「視線」は、カメラ的というより《ドキュメンタリー的》なものだ。ドキュメンタリー的、とは村上にとって何を意味するか。村上春樹のノンフィクション『アンダーグラウンド』『約束された場所で』等と接続しないと、その意味は露呈しないとも思った。」という指摘に同意します。
 

フリーター論

 投稿者:齋藤@帯広  投稿日:2004年11月25日(木)11時56分45秒
  杉田さんのフリーター論が来春出るのですね。
期待しています。必ず買います、魂のこもった文字!
 

ちょっとだけ

 投稿者:早谷@実家  投稿日:2004年11月21日(日)20時45分3秒
   >松井さん

 そうですね。「思考奪取」って言っても、精神病理学上の括りや「症状」のことでなく、なんか今の日本の現状が強いている「思考停止」みたいなものも含めたほうがいいのかもしれない、と思います。

 なんか、自分が被っていた迷惑行為の真相がだんだん分かってきたのですが、「集団ストーカー」も含めサイバーストーカーめいた目にあってしまったとしたら、とりあえず
変に個人情報に詳しい相手の言ってることを全部括弧でくくって、一旦「現象学的還元」
みたいに対応するしかないですよね。
 そんなことしてると、出てくるのは「拘禁反応」みたいなもので、迷惑かけてる人に
会っていないときは解除されるのだけれど、もしたかが企業がそんなことで人を精神病院
に入れたりしているとしたら、日本は法治国家でもなんでもないぞって思います。

 >柳瀬さん

 下の統合性失調についてのリンクは、まだあまりきちんと読めていないのですが、
 「反精神医学」の理論展開のなかで、R・Dレインが統合性失調の人を家族に迎えいれ
たけれども、「治療」自体は芳しくなかったという話を思い出しました。
(そういう意味で、軽症化したとしても依然として「統合性失調」という病気はある
のだと思います)。
 でも、それにもまして、それこそ「プチ拘禁反応」みたいな状態をもたらす、なんか
異様なトリーヴで突き動かされてるモノとかヒトもあるような気がしてます。
(ほんと、ほとんど「戦時下」ってことなんでしょうね^^;)
 

中国の村上春樹

 投稿者:柳瀬@自宅  投稿日:2004年11月20日(土)14時32分34秒
  台湾でも主要作品は全部翻訳されています。
http://news.www.infoseek.co.jp/top/story.html?q=20041120i105_yomiuri
 

連想

 投稿者:松井  投稿日:2004年11月18日(木)15時23分2秒
   私も「そういえば」、早谷さんの書き込みとは一見無関係ですが、17日付の朝日新聞に、「改憲草案で国民から意見聴取 自民憲法調査会」という記事が載っていて、私の中では「意見聴取」〜「思考奪取」という連想が生じました。
 http://www.asahi.com/politics/update/1117/009.html
 http://www.asahi.com/politics/update/1117/004.html

 スラヴォイ・ジジェク氏は、『イラク』の中で、「陰謀理論」はしばしば「貧乏人のイデオロギー」の紋切型と言われるけれど、今日のグローバル資本主義においては、われわれが実際に「真の「陰謀」に現に関わっている」場合があることを指摘しています(ジジェク氏が例に挙げているのは、1950年代のロサンジェルスにおける公共交通網の破壊)。
 「改憲草案で国民から意見聴取」という事例も、いわば「真の陰謀」の一つであり(「国民」であるあなたは改憲について政治家や調査機関から意見を聴取されたことがありますか?)、現実に着手されつつある「作為体験passivity experience」あるいは「思考奪取thought withdrawal」−究極的にはアメリカによる? あるいは多国籍企業群を中心とする支配層による?−のようなものではないでしょうか?

 ハンナ・アレントは、『人間の条件』の中で、「思考欠如 thoughtlessness−思慮の足りない不注意、絶望的な混乱、陳腐で空虚になった「諸真理」の自己満足的な繰り返し−こそ、私たちの時代の明白な特徴の一つ」だと述べていますが、今日の改憲をめぐる策動や言論には「思考欠如」以外の何があるのだろうかと疑いますね。「テロとの戦争」がさらなる「テロの温床」を作り出す、あるいは、「貧富の格差」の拡大がさらなる社会不安を醸成する、「プライヴァシーの保護」が「プライヴァシーの侵害」と表裏一体である等々。「自衛」をめぐる集団的な「妄想」が現実化しているのが「私たちの時代の明白な特徴の一つ」だとすれば、怖るべき事態です。
 

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