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[23] レーティングのインフレ

投稿者: ほげほげ 投稿日:2018年 2月 5日(月)14時24分33秒 fp839319e0.tkyc305.ap.nuro.jp  通報   返信・引用

ELOレーティングは、(一般的に)デビュー時より引退時の方が下がっているという性質上インフレしていきますが、新四段の初期値を引き上げる、もしくは全員から同じ数値ずつ引く、といった処理はしないのでしょうか?インフレ分をきちんと計算してはいません((∑(現在のレート-初期レート))/現役人数)が、感覚的には今の新四段は1550くらいかと思います。放置するほどデビュー当初の新四段が不利になっていきませんか?


(管理人) 他の方もご覧になるので冗長な回答・解説になりますが、ご諒解ください。

まず「ELOレーティングは、(一般的に)デビュー時より引退時の方が下がっているという性質」というのは、誤解を招く恐れがあるので若干触れておきますが、これはあくまで当サイトなど「プロ将棋のレーティングだから現れる性質」です。当サイトだと2001年以降を計算対象としていますが、確かにその間にレート1500以上で引退したのは中原永世十段と米長永世棋聖のお二人だけです。
ただしこれはイロレーティングの一般的性質でありません。例えば、大相撲のレーティングサイトはいくつかありますが、横綱・大関経験者を始め上位ではむしろ初期値より高いレートで引退するのが普通です。イロレーティングの対象となる2名対戦型のスポーツやゲームでは、トップクラスであるほどピークを過ぎたら、まだ余力があっても引退する方が多いです。このあたりはそれぞれの世界の慣習ですね。

次に、レートは初期値に関わりなく一定の値に収束します。これはExcelなどを使ってシミュレーションしていただくとすぐにわかりますが、例えばA,Bの2者間でAの勝つ確率を75%としてレートの推移をみていくと、どのように初期値をおいてもレートの差は約200前後に収束していきます。(そうなるように作ってあるので当然ですが。)
異なるのは収束するまでの平均的な対局数です。初期値と収束するレートの差が小さいほど比較的早く収束します。
なお、よく知られている通り、レート差が大きければレートの変動幅が大きくなるので、初期値と収束するレートの差が大きいと急速に収束するため、対局数にそれほど極端な差は出ません。
また、対局数が少ない場合には誤差を多く含む可能性が高いため、実は非常に少ない対局数で収束させようとすること自体にあまり意味がありません。レートに信頼度を求めるためには一定数の対局が必要です。(余談ですが、イロレーティングの改良版であるグリコレーティングでは「レーティング偏差」というものを導入して、レートの信頼度を計量化して示すようにしています。直観的にもわかるかと思いますが、少ない対局数によるレートというのは非常に多くの誤差をはらんでいる危険性があります。)
結論としては「有利不利」といったことは原理的にありえません。


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