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すいません。長らくWEBでの活動をしていませんでした。↓の方すいません。
スポンヂ舞台は1997年に劇団スポンヂ+ナスビ美人の大道具部門として発足しました。
1998年には作業場として八尾南の工場を開設し、2000年の劇団解散後は小劇場で舞台美術に関わる方達のアトリエとして存続してきました。以来、本当に数々の舞台美術が八尾南で作られ、たくさんの物語を下支えさせて戴きました。
この度、2011年の5月末をもって八尾南の工場を閉鎖致します。
この工場には宮田コアラ、永易ゲバ男、久太郎、私と4人のタイプの違う大道具が時には狭い工場の中で、めめしい場所取りを繰り広げながら、怒り、笑い、眠った思い出がたくさんあります。
それぞれは今後も大道具としての活動を続けていきますが、工場の家主さんの好意だけで成立するような甘えた環境からは卒業させていただく時期だと考えています。
始めた頃にはもう少し演劇界にエネルギーがあったのですが、この14年間でずいぶんと小粒になってしまったことは残念に思います。個人的感想ですが、小奇麗になって「河原乞食らしさ」を無くして「あたりまえのこと」しか言えなくなってるから、下火になったんだと思います。演劇の世界の人が「普通はね」と言うようでは本職の普通に駆逐されますって。
貴重な時期をこの空間で一緒に過ごさせて頂いた方々には、心の底より感謝申し上げます。
スポンヂ舞台は私個人の屋号でしかなかったので、この工場の閉鎖とともに終了させて頂きます。
関わっていただいた皆さんの次章が豊かな物語でありますように。
スポンヂ舞台 薮井寿一
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